ダグラスレイン社 “オールド・パティキュラー”シリーズ
2013年9月4日に現地発売開始となった新しいシリーズで、旧ダグラスレイン社のOMCシリーズと同じ位置付けにある、今後の新ダグラスレイン社における中心的な役割を果たす存在です。OMCではアルコール度数50度でボトリングされていましたが、オールド・パティキュラーでは「18年熟成以下の樽は48.4度」「19年熟成以上の樽は51.5度」に加水してボトリングされます。これはフレッド・レイン氏の長年の経験から辿りついた度数であり、若くて元気の良いウイスキーはその強すぎる要素を穏やかにするため48.4度に、長く熟成しているウイスキーはエンジェル・シェア(熟成中に蒸発するウイスキー)がその役割を担っていることから、彼らの追い求める品質を最も上手に表現できる度数である51.5度に、という意図のようです。なおOMCシリーズと同様に、上記アルコール度数に満たない場合はカスクストレングスでボトリングされます。
カスクタイプ:シェリーバット
アルコール度数:48.8%(加水)
生産本数:347本
香り:シェリーの影響が強く、スパイス、ナッツ、大麦の香りが感じられる。マリネしたダークフルーツの香りも。
味わい:最初はふくよかでフルーティな味わい。はちみつ、バタースコッチ、ライトオーク、ミックスピール、麦芽の風味が感じられる。
フィニッシュ:まろやかであたたかい。より繊細になるが、ここではコーヒー、チョコレート、黒糖が感じられる。